食洗機オタクのヨンスケです。
混合栓のナットが外れないのは盲点だった…
分岐水栓を用意したのに、混合栓のナットが外れない為、食洗機が使えない事態が多発しています。我が家は食洗機本体・分岐水栓の両方を用意した後にナットトラブルが起きたので、そりゃ絶望でした。
ダンボールに入ったまのま食洗機を1週間は眺めていましたし、最悪の場合は売ることまで考えました。
全てはナットが外れなかったから!
つまり、必ず先にナットが緩む事を確認した上で分岐水栓と食洗機本体を購入しましょう。
混合栓のナットが外れない事案が大発生している!
✔ 築年数の古い家に住んでいる(古い混合水栓を使っている)
✔ 混合水栓の継ぎ目が黒く汚れている
✔ 水栓が錆びているほど古い、劣化が激しい
我が家は築20年程度の中古マンション。前オーナーがいつ今の混合水栓を付けたのかも当然不明。カバーナットにはアクセスできたものの、見事に一番下の土台が一緒に回ってしまう事態でした。
とてつもなく危険なのは、力まかせに土台ごと回しすぎ、シンク下の配管ごと破損させること。
こうなったら緊急の水道工事しか方法はありませんし、食洗機の取り付けどころではなくなるのが安易に想像できます。
カバーナットが外れない時はとにかく注意が必要ね!
混合栓のナットの外し方
Takka(たっか)さんという方がカバーナットが外れない事態を画期的なやり方で解決しています。
他にも色んな方が外し方を載せていますが、僕はTakkaさんのやり方が画期的で、安定感・コスト共にベターかと思いました。
用意した道具① C型クランプ75mm
ホームセンターに売ってあるC型クランプ(開口部75mm)。様々なタイプが売ってますが、締め付けハンドルに棒がある物がチカラが入りやすくオススメです。
用意した道具② ゴムシート
こちらもホームセンターで売ってあるゴム素材。C型クランプの支えにしてシンクを傷つけない用途と、混合栓自体をクランプでグッと掴む用途の2種類です。
大きいものはカットしてクランプで挟む用で、小さいのはクランプとシンク(壁)との支えに使うものです。今回やってみて感じたのは、大だけで事足りるかな?というところです。
注意点としては、最低でも厚みが3mm以上のものが良い。薄すぎると力が分散されず壁やシンクを傷つける恐れがあり、ぶ厚すぎると反対に力が分散されすぎて肝心な部分からパワーが分散される恐れがあります。
用意した道具③ 36mm以上のスパナ
カバーナットの大きさによりますが、我が家のナットは36mmだったので最大40mmのスパナを購入。
本来はスパナよりもガシッと掴めるレンチがオススメ。しかし、ホームセンターでは32mmを超えるサイズのレンチが売っていないんです!(コーナンにはありませんでした…)
ホームセンターにもよるかもしれませんが、32mm以上のナットを回す時はネットでレンチを買うか、スパナで頑張る事になりそうです。
ネット等の安価なものは「アルミ合金」が多いです。アルミ合金は力を入れた時に摩耗して歯が立たない場合もあるので、注意しましょう。
実際にナットを外してみる
①細く切ったゴムシートを水栓に巻き、支え用ゴムシートを挟む
2cmほどの幅に切ったゴムシートを水栓に手前が空くように巻きます。巻くといってもぐるりと周囲を囲めればOK。
次に支え用に用意したゴムシートを奥に噛ませます。このゴムシートはクランプの支えになります。つまりシンクに傷がいかない為と、クランプの滑り防止になります。
②C型クランプで水栓の下を締める
ではクランプで実際に水栓を締めていきましょう。
水栓を真上から見て、クランプで中心部をきっちり挟んでいることがとても重要です。
このようにしっかり中心をとらえてからゆっくり締めていきます。力の反発でクランプが浮いたり、図の中心部からズレかけますが、空いた手で下に押さえて締めていきます。
手で動かしてもビクともしないぐらい固定されたらOK。
③カバーナットをスパナ(レンチ)でゆっくり力を入れて回す
締め終わったら、いよいよナットを回す。
焦らずに、ゆっくりと力を加えます。この時、スパナのお尻を「コンコン」とハンマーで叩いても良いです。(音とケガには気をつけましょう!)
この時気をつけるのは、クランプで固定した下部が一緒に回っていないかの確認。そのためにゴムは手前が空くように巻いたわけですね。
焦らず、無理やり力まかせでいかないように気をつけよう!
緩まない、おかしいと思ったら作業をやめること
ほとんどの場合はこの作業で回る可能性が高い。
しかし、クランプが正しく固定されているのにも関わらず、あまりにも緩まない場合、異音がする場合(別の場所に力が加わっているなど)は作業を中断してください。
あくまで素人の解体作業のため、混合栓自体を破損してしまう事態は避けましょう。
申し訳ありませんが、この作業をしても緩まない場合はやはりプロに相談しかありません。
まとめ
今回ご紹介した方法、多少の技術がある方に向けての内容となります。自信が無ければお金はかかりますが、プロにお願いした方が良いでしょう。
但し、失敗(回らなくても)しても損失費用は最小限に抑えられるやり方です。
一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
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